王国の支配権を示す3つの王家の遺物を集めるため、様々な村人の力で隣村とカブを奪い合う「Village Pillage」の2人用ルールについて。(通常ルールについてはこちら
「Village Pillage」の通常ルールは、左右のプレイヤーに対して1枚づつカードをプレイするため、2人では成立しません。
そのため、2人用にアレンジされたルールがルールブックに掲載されています。
(メーカー情報として「プレイ人数 2〜5人」となっていますが、通常ルールは3人~5人用で、2人の部分はこの専用ルールになっています。)


通常ルールでは毎ラウンド左右のプレイヤーに対して1枚づつカードを伏せて置きますが、2人用ゲームでは最初に1ラウンド目と2ラウンド目に公開される2枚のカードを伏せて置き、毎ラウンド1枚を公開し1枚を追加する2ラウンド先を読み合うゲームに!

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次のラウンドに相手が遺物を購入できるだけのカブを手にし、その次のラウンドに遺物を購入する黄色のカードを出すことを予想して、赤のカードでその蓄えたカブを奪いに行ったり、相手がその裏をかいて青のカードで反撃したり、といった展開になってきます。


基本は「青→赤→緑」の3すくみでジャンケンのようなものですが、ジャンケンのように無作為ではなく、所持カードと所持カブ数というお互いの行動を読み合うための情報があること、2ラウンド先を読み合うというところが面白いところ。


「ガイスター」や「Rライバルズ」「ハゲタカのえじき」などのように、お互いに決まった内訳の中で何を出すかというゲームはボードゲーム初心者でもすぐに楽しみやすいですが、そこに初心者がつまづきやすい資源を得てカード等を買い強化する拡大再生産の要素が地味に入っているため、初心者を他の中量級拡大再生産のゲームに誘導する繋ぎにちょうど良いゲームなように思います。


メーカーページにルールとプリント&プレイのデータが公開されているので、まずは無料でプレイしてみるのもおススメです。



タイトル Village Pillage
プレイ人数 2人~5人
BEST人数(BGG) 3人
プレイ時間 20分
複雑さ(BGG) 1.29/5.00
デザイナー Peter C. Hayward, Tom Lang
各BGG数値は投稿時点のものです。



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