各店のボードゲームランキングの比較が興味深かったため、各国のAmazonのランキングを見比べてみました。
国ごとにカテゴリーの分け方が異なるようで、また各国語に精通しているわけではないため、しっかり同様のカテゴリー同士を比較できているか、不安がありますが…。
見比べたページは下記↓↓↓ 随時更新されるページのため、2018年1月8日のものを見比べました。
日本
イタリア
中国
インド
イギリス
フランス
各国ごとに特色がある中、すべての国で「カタン」と「モノポリー」がランキングに入っているのが凄い。
「コードネーム」は中国にだけ無いですがカテゴリーの絞り込みが上手くできていない可能性も…。
全体的に「Risk」「CLUE」「Scrabble」が定番で「モノポリー」のバージョン違いが多いなど共通項が多い中、日本と中国だけが世界と別方向を向いているのが興味深いですね。
日本の場合、英単語に馴染みが薄いため「Scrabble」が定着せず、「CLUE」の代わりに「犯人は踊る」が入っているというところでしょうか。
日本はボードゲーム後進国という話題が出たりしますが、こうして見比べてみると、後進というよりガラパゴス化しているような気がしてきます。
というのは、よく、日本ではボードゲームと言えば「人生ゲーム」と思う人が多い、という話が出ますが、実はインドやイタリア、ドイツでも「人生ゲーム」が上位に居て、ここが決定的な差ではないように見えるのです。
むしろ、家族向けのボードゲームが少なく、ボードゲーマー向けのボードゲームがランクインしてきているような。
(母数が少ないために一般向けよりマニア向けが目立っている可能性を考えると、たしかにボードゲームが一般に浸透していないと言えるのかも。)
なんというか、海外では日本よりもボードゲームが一般的、というのは、ドラえもんやジブリを見る人が多いということを根拠に日本人はみんなアニメを見る、マリオやドラクエをする人が多いということを根拠に日本人はみんなゲームをする、というのと同じような感じなのではないかな、と。
さて、日本のことはさておき、各国の特色を見比べてみると、ドイツの「EXIT」シリーズの上位独占具合、イタリアの「ディクシット」シリーズが複数ランクイン、インドの「Ludo」「Sequence」「カロム」の偏りもなんとなく国民性を反映している印象で面白いですね。
フランスの1位が「Mâche-Mots(Speak Out)」なのは意外。
パーティゲーム系ですし、ゲーム内容としては日本でも受けが良さそうですけれど、コンポーネントを使い回しにくいことを考えると、家庭でのプレイよりゲーム会ゲームカフェが主流の日本では厳しそうでしょうか。
そういえば、フランスは「あやつり人形」「コードネーム」「タイムボム」が他国と別デザインなのも気になりました。
「タイムボム」は国内版よりこちらのデザインの方が好みですね。
あくまで2019年1月8日時点でのランキングなので、また機会を見て見比べてみたいと思います。
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